2012年10月6日土曜日

13日目(9月28日)近郊砂漠、タクラマカン縦断

2012年9月28日(13日目/18日間)
 
今日は午前中はホータン近くの砂漠を見に行き、夜、砂漠公路でタクラマカンを縦断する。
 
ホータンからタクラマカン砂漠を横断する 砂漠公路を日中通過するバスはなさそうだ。
バスステーションでいろいろ調べたが。
バスは午後から夕方、夜にかけてホータンを出発する時間帯になっている。
ホータンからニヤ(民豊)まで5,6時間かかるからどうしても、砂漠公路は夜通過することになる。
そもそも地元の人にとって何の意味もない砂漠の通過は夜で、翌日日中に目的地に着くというのが当たり前のことだろう。
物好きな観光客用に仕立てたバスでないと日中の砂漠を見ることは無理ということ。
砂漠を見ながら砂漠を縦断することが今回の旅の目玉の一つであったので、何とか昼間通過を狙ったが、しょうがないね。夜通過とする。
 
 
それでも砂漠は見てみたかったので代わりに昨日、知り合いになった、この男に砂漠を案内してもらうことにした。 
 
どこにいくのかと思ったら何のことはない、アクスに行く砂漠縦断道路を走るだけであった。
 
それでは面白くないので、途中でわき道にそれてもらった。
道路脇は砂で埋まらないように藁状のものが砂に埋めてあり、砂を固定(?)してある。


途中、なんかの遺跡(お寺)があった。

お寺を見ようとしたら、こんな砂漠の中に管理人がいるようだ、ただでは入れないという。

中国のレベルの高い文化財なんだそうです。しかも入場料は10元、20元のレベルでない高さ。
観光客はいるはずがないところである。


車の横に寄りかかっているのが管理人。


 そんな金、出すのなら別に見たくもないので
運ちゃんにここから俺にちょっと車貸してくれといって、貸してもらい自分でより奥のほうにドライブ



しかしここには日本人がイメージするような完全な砂漠はないようだ。所々に草が生えている。
これは近くを流れるホータン川が砂漠を縦断しているため、水分が比較的あるからであろう。


砂流れ防止





 






こんな感じで所々草が生えている。
しかし砂漠には違いない。無限平面だ。











トカゲを見た

粒子はかなり細かい






これがタクラマカン砂漠である。


 
 
10km位走ったろうか?かなり遠くまで来てしまった。


俺の運ちゃんが心配して、遺跡の管理人と一緒で彼の車で探しに来た。


俺一人でどんどん奥に行ってしまったので、車のことが(俺でなく)彼も心配だったのであろう。
 
 










らくだが放し飼いにされている。


これは何の木? 
胡楊林の木かなー。ネットで調べるとどうも違うなー




アクスに行く縦断道路にわき道から帰ってきた。
ホータンから40km、アクスには450kmあるだろう。
アラルまで383kmとある。
結局ホータンから40km地点で右に曲がり20kmくらい奥に入った地点まで行ったことになる。
一応広大なタクラマカンに少し踏み込んだと言うことにはなるであろう。






帰りにガソリンスタンドで
運ちゃん50元分給油






 
 
運転手には300元でさようなら
 バスの時刻を調べるためバスステーションへ 


バスのいい時間がない。どうしようか
とりあえずここでラグ面を食べることにする。





ここはうまかった。
 
 
ぶっ掛けた状態
 
 
 
羊肉は残す


ホテルに帰り荷物を持って、またバスステーションに来る。トルファンに行きたいんだが。
うまいバスがない、ウルムチに変更するか、コルラにするか、トルファンは本当にないのか?
時刻表ではあるようなのに。
混雑していていやになる。

とりあえず、床屋に行くか


床屋さん


この人濃いひげだったが剃って貰っている。
 
 
ちょっと待ったがなかなか順番が来ないから、やめる。
 
トルファンに行くとして、直通がないなら、途中のコルラまでしか行くしかないだろう。
コルラを拒否されたら、ウルムチだとメモの書いておく。
 
切符窓口に並ぶ、例によって列が進まない、窓口は粛々と一人ずつ買うというんでなく、5人位が窓口にへばりついている。こいつら割り込んでいるんかいな。中国無秩序のきわみ、後の親父も明らかに怒りの表情。
そこへ、多分ダフ屋と思われる男登場、コルラだという。217元の切符を持っているが、247元だという。バスまで案内される、金を払うが、切符はくれない。どうも運転手とぐるになり、一つの切符で乗客を集めているようだ。窓口の女もグルになっているのか(?)。30元のさや抜き。
俺の前の方にに並んでいた、やはりトルファンに行くという女も、トルファンの切符はどうもないようだと言っていたが、俺が並んでいるとき、切符を購入しないで、擦り寄ってきた男と一緒に待合室にいってしまったのでどうしたのかなと思っていた所だった。
とにかく寝台バス、窓側の下段をGET
女もバスに同乗していた。
 
ホータンの荷物検査ではザックの中に忍ばせてあった白酒を没収された。
中に酒が入っているでしょ?というのだ。
透視検査でどうして中のアルコールが検出できるのか。俺はこの検査、形だけかと思っていたが・・・
下の写真の没収された白酒だ。
 


コルラ行き寝台バス






これ砂漠公路横断バス 寝台バスの内部

上下2段の寝台が縦(進行方向に)に3列
列の間の通路の間隔は俺の肩幅以下で狭い。
だけど寝心地はそんなに悪くない、というか寝れるんだもの、楽だね。
ただ事故が起きたときは出口がパニックになるだろうね。
 
 
6時半頃出発 ということは明日朝8時過ぎあたりコルラ到着予定かな



 
 
バスの窓が汚れているので拭き掃除をする。


いろんな体位が取れるので楽には楽だねー
 

夜8時半、隣の太ったおばさん2人が正座をしお祈りを始めた。
形式的な感じですぐに終わったが。


途中の村?で三輪車で運んできた農産物と思われるダンボールをかなりバスに積み込む。


それにしても周囲は暗い、真っ暗だ
 
 
ニヤに到着か。
おばさん2人は降りてまだ戻ってこないがあの巨体で通路をどのようにして通ってくるのだろうか。





これ砂漠公路に入るゲートかいな
 
このあと、とにかく真っ暗で、時々対抗車両が来るが、外はよく見えない。
漢族の砂漠での石油盗掘のやぐらと思われる明かりが見えたりしたが、砂漠は見えない。
仕方がないね、夜だから。
そのうち寝てしまった。
 
2012年9月29日(14日目)へ続く。
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