2012年10月5日金曜日

15日目(9月30日)トルファン 火焔山とぶどう

 2012年9月30日(15日目/18日間)
 
トルファン賓館の部屋から見た日の出 
朝8時11分北京時間
 
昨日夜、クレジットカードで金をおろして来た。カシュガルでおろしたにもかかわらず、もう金が乏しくなってきた。手元に500元くらいしかない。ここのホテルでのデポジットも含めて1000元前払いがきいている。
昨日は土曜日で、今日は日曜、明日10月1日からは国慶節、中国銀行は多分休み。そうなると両替できず大変まずい。ホテルでも両替はできないと言う。
ということで、海外のATMは信用していないのだがついに奥の手でクレジットカードを使うことにしたのである。カードを食われたことが過去にあるので、海外で一人ではやりたくないんだが。
 
 
 
朝9時前にはツアーの運転手が待機していた。このホテルからはなんと若い日本人が 同行する。
彼は京都の大学生で今2年生、生物学を勉強するんだそうで、植物の光合成反応を太陽電池効率UPに応用したいとか。これから年末にかけてキルギス、ウズベクなどを通って、トルコの方に行くとか。こんな若者いいねー。
俺2週間ぐらい日本人、もちろん日本人の若者にも会っていない、日本の若者は一体どうなっているんだと彼に言ったら、どうも彼らはドミトリーとか称するもっと安い宿を転々としながら若者同士で情報交換しながら旅をしているらしい。どうも宿屋の価格帯が違うようだ。しかし宿屋を出れば俺も同じような旅をしているし、それでいて会わないんだからやはり冒険をする日本の若者の絶対数が減っているんではなかろうか?
やわになっちまったなー。
 
しかし彼の行く、中央アジアは苦労するだろうな。中国は漢字があるからいいが、英語もだめキルギス文字?とロシア語だぜ。まあ多少準備はしてきたと言うが。
 
運ちゃんがもう1人を別のホテルにPICKUPに行くが、運転手が浮かない表情をして帰ってきた。どうも前日予約したマレーシア人が腹を壊して、断ってきたという。初めは4人だったというが、1人は来れなくなり断ってきたという。2人では困ったという顔をする。
それは俺らの責任ではない、お客様FIRSTの精神でいえば、損をしてでも行くのが普通だろ。それをしてこそ信用がつくられるのだ。
 
この野郎、しょうがねーなー。220元で妥協した。随分高くなったね。ここは中国だから。お客様云々言ってもね。
 
出発だ。
 
 
これも火焔山?郊外に出ると出現してきたが
 
 
 
 
火焔山の看板あるとこに到着
このふもとからはいわゆる火焔山は見えない。らくだが下に待機していてらくだの誘いを受けるが、自分で歩くのだ。

写真のトレールを20分くらい登ると、火焔山が見えてくる。















 
 
まあ同じような写真ばっかだが、これは俺の旅のメモランダムでもあるので、そう簡単に消せないんだ。






 
 
大学生は途中で引き返したが、俺はしつこく中央の小ピークまで約30分登った、その向こうの景色は、たいしたことなかったが。











火焔山降りてくると麓にあるのがベリセリク千佛洞(20元)

 
 
こういうの見てもあんまりわかんない



こちらのおじさん方が興味あり


この独特なMUSIC



 
 
ここアスターナ古墳群 
 


なかにミイラがある。2体あったかな。
 
 
写真とってはいけないんだけど



遺跡よりこちらのほうがええわ。
藁?ではないね。とにかくなんとか草を運んでいる。








これも火焔山かいな


石油の採掘、このようなポンプがたくさん点在している。
ウイグルの土地で資源収奪をし、沿岸部に原油を送っているその最先端の盗掘の様子。
ちょっと言い過ぎかなー。




高昌故城
歩くと結構あるというんで馬車に乗る。
はじめ100元みたいなことを言われたが、値切って2人で30元。真夏でないし、時間も気にしないし、歩いても全く問題ないんだもの。






















 
 
あまり意義のわからない僕にとって乾いた土地にある廃墟ぐらいの意味しかない。
いろいろ調べ、背景を調べていない僕には、猫に小判








ここにもカエンザン
これって先ほどの山の裏側ってこと?



ここは何か?運ちゃん止まって!!!

その後この地域を走るにつれて、この建物があちこちにたくさんあるではないか。
典型的なのは、道の片側が斜面の低い側でブドウ畑、道路の反対側が斜面の高い側で一面乾燥地、この乾燥した土地の上にたくさん建てられているのである。



中に人がいる


覗いて、ウイグル語でヤフシームズと挨拶したら、すぐうりの切ったのをくれて食べろという。


中ではぶどうを乾燥させていた。ぶどうを引っ掛ける木の枝みたいのがありこれにぶどうをかけて、干しぶどうをつくる乾燥小屋でした。

さて定番のぶどう園に向かう 



観光用はいいから、運ちゃんの知り合いの普通の家のぶどう園に連れて行ってくれとお願い。


知り合いの家はやはり観光農園だった。

観光用の農園は勝沼のぶどう狩りとイメージは同じかな。
ただぶどう棚の下で食事ができるようになっている。
光が木漏れ日となり、雰囲気はいい
 
 
中国人が食事中、例によって大変やかましい。


知り合いなのでぶどうはただであった。
ぶどうだけ食べて食事もしないけちな日本人二人

こいつら赤い色が好きだねー。
 
 
 
次はカレーズ見学

カレーズにすぐに行かないで、近くの家のおじさんに挨拶。
俺は観光コースよりこういう普通の家のほうがいいんだが。
この人は回族と言っていた。
門の中に入れてもらい、やはり瓜をご馳走になる


まあそうは言っても、カレーズにも行くか
40元


縦穴を所々に掘り、それらをトンネルでつなぐ

 
 
それを山の斜面に延長して行き、水源地帯まで掘る。


水源から掘り進んだ穴の傾きを利用して水を流す。

大変な重労働
 

日本人がたくさん来る様だね。日本語の説明書きがあった。NHKのシルクロードの番組の影響だと思う。
中国古代三大工程と説明してあるが、これは違うのではないか?、このトルファンの地は中国の地であったのかと言う問題でである。占領した地であるとすると、ちょいと違うのである。


これが竪穴で、斜面を水源まで延びている(写真)。改めて大変な仕事


斜面にこんなにたくさん掘られていたんだ。



その後実物をみる。






これ竪穴


最後に運ちゃんとぱちり。
この運ちゃんに君の家に行きたいお茶でも飲ましてくれとお願いしたがなんだかんだ言ってだめだった。でもいい奴だったよ。
日本語がそこそこできる。
アブラハム君  通称あぶらちゃん。
電話番号 13031205620
こいつに電話して、何人か営業して集めたら、俺も行くよ。というような感じでツアーを組むのも手だね。
もちろん1人でもいいと思うが、金があれば。

こいつの友達でウマル君もいる。彼は日本語がもっとうまい。日本語ガイドです。彼もいい奴みたいですよ。
電話番号 13139953398

行きたい場所を日本語で相談できるのがいいね。
決まったら箇条書きにして、確認するのがいいかも。
これ2012年9月30日現在ですからね。

 
 
 
この日以降数日下痢気味となる。
この日なにせ、ただのぶどう思いっきり食べたからね。
瓜もただでもらったやつ3個食べたから、これが悪かったのかねー
あるいは包丁?
ぶどうで腹いっぱいだったのでこの日は夕食なし
 
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