2012年10月27日土曜日

旅行記の目次


新疆ウイグル自治区旅行経路

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詳細経路





今回の旅行記目次

 先にトルファンに行く予定だったがまだ暑いのではないかと考え、最後にトルファンに行くことにした。これは正解だったように思う。最後にトルファンの近郊のピジャンで砂漠をはだしで歩いたが足の裏が熱かった。これがさらに2週間早ければアッチッチで歩けなかったかもしれないし、そもそも気温が暑くて砂漠の奥まで入れなかったかもしれない。
 
第1日目   静岡空港  →上海空港  地下鉄移動      上海金沙江大酒店 泊      
第2日目   上海汽車駅   →                 汽車泊              
第3日目 車中    →                      汽車泊
第4日目 車中    → ウルムチ駅 タクシー移動    ウルムチ 金谷大酒店 泊  
第5日目  ウルムチ       →庫車(クチャ)バス移動      庫車 交通賓館 泊
第6日目  車チャーター  庫車周辺1日観光         庫車 交通賓館 泊
第7日目  庫車→カシュガル移動 バス移動           カシュガル 色満賓館 泊
                 自転車でカシュガル周辺1日周遊               カシュガル 色満賓館 泊
第9日目no1    第9日目no2    第9日目no3
             タシュガルカン観光・・・パミール高原     タシュガルカン 交通賓館 泊
                 タシュガルカン観光・・・パキスタン国境    カシュガル 色満賓館 泊
 
第11日目   カシュガル→和田(ホータン)乗合タクシー移動  和田 玉都ホテル 泊
              和田(ホータン)市内歩き            和田 玉都ホテル 泊
第13日目   和田近郊 砂漠探訪 車チャーター
        夕方和田→コルラ バス移動           寝台バス 泊 
第14日目 コルラ→トルファン移動               トルファン賓館 泊
第15日目 トルファン郊外観光 車チャーター         トルファン賓館 泊
第16日目 ピジャン砂漠歩き  バスで移動         トルファン賓館 泊
第17日目 トルファン→ウルムチ移動 バス移動
        ウルムチ→上海 AIR             上海金沙江大酒店 泊
 
 

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2012年10月26日金曜日

1日目 上海到着

初日

2012年9月16日
 
夕方16時ごろの便で静岡空港から上海に出発
上海に着いてから地下鉄でホテルの最寄の駅である金沙江駅まで7元。
市内の金沙江駅まではかなり遠く、途中乗り換えを間違えたりして2時間近くかかった。
 金沙江駅からはホテルまでバスで行こうと思ったが乗る場所がわからず結局バイクタクシーでホテルまで行った。8元。
 
 この日はホテルにチェックインしたら夜10時近くになっており周辺の店屋がしまっている。桂林米粉を食べようと探したが見当たらない。仕方なくとてもきれいとは言えない屋台で面を食べた。
ホテルで持参のFONルータをセットしW/Fの接続を試みるがどうしてもうまくいかない。FONが言うことをきいてくれない。持参のiPADもこれではだめだ。
 
 
翌日
 夕方8時半の汽車出発なので時間が夜まである。ホテル 近くの長寿公園に出かけるが歩いていては疲れるばかり。
上海に到着してから何も読み物を持ってきていないことに気が付き何か買ったほうがいいと思い  ”海外バケット定額”を使いネットで調べて日本書籍のある本屋を目指した。しかし現場にはネットで探した写真のとおりの建物があったが本屋はなかった。
 
途中の地下鉄の駅では尖閣のことをテレビで報じており、漁船団が大量に出漁するような映像を流していた。何人かの人が見ていたが、危険な雰囲気はない。
 
疲れてまたホテルまで帰ってきた。
時間があったので、足マッサージにいく。富浴足遊というお店 男性でなかなかうまかった58元
ここでついでに充電器借りて携帯充電




これがホテル 金沙江大酒店


ホテル入り口の電光表示を見ると漢族に従うことを余儀なくさせられている(?)少数民族の幹部がこのホテルで講習を受けさせられているようだ。(かなり偏見のある見方だね。)


マッサージ店横の飯屋で夕食

だんだん暗くなってきた



マーボ豆腐とソラマメの炒め物、あと豆腐と卵の黄身の炒め物(?)
豆腐と卵はまずい、失敗、ほとんど全部残す


丁丁厨房 とかいう店でした。時間が来たので上海駅に向かう。



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2012年10月25日木曜日

2日目(9月17日) 上海→ウルムチ  汽車初日

2012年9月17日(2日目/18日)
 
ホテル 金沙江大酒店からバスに乗り2駅で地下鉄 金沙江駅に行き(エアコン車、2元)、地下鉄4号線で上海火車駅に行く。馬鹿でかい駅でである。
 
ここは待合室
 
列車ダイア

列車番号:T52/T53


列車タイプ:新空特快
起点駅:上海終点駅:ウルムチ
出発時間:20:30到着時間:16:27
運行距離:4077キロ運行期間:43時間57分

番号駅名日目停車時間発車時間距離硬座硬臥中鋪軟座軟臥下鋪
1上海第1日20:3020:300km0/00/0/00/0
2昆山第1日21:0121:0549km12/--58/63/6684/90
3蘇州第1日21:2621:3084km15/--61/66/6991/97
4無錫第1日21:5421:58126km20/--66/71/74100/106
5常州第1日22:2122:25165km25/--71/76/79109/115
6丹陽第1日22:4823:02209km33/--79/84/87119/125
7南京第2日23:5600:03301km47/--93/98/101141/147
8蚌埠第2日01:4001:45485km70/--124/127/131187/195
9徐州第2日03:1603:24649km92/--159/165/170244/254
10商丘第2日04:4504:47795km106/--185/191/197286/298
11鄭州第2日06:3606:41998km130/--224/232/239350/365
12西安第2日12:2812:361509km182/--312/323/333490/511
13宝鶏第2日14:1114:151682km200/--339/351/363532/554
14天水第2日15:4415:481837km208/--355/367/379558/584
15蘭州第2日19:2319:332185km242/--410/423/438642/671
16武威第2日22:4922:552488km271/--458/475/490721/754
17金昌第2日23:3623:392562km276/--466/483/499737/770
18張掖第3日01:1701:232732km288/--486/502/519764/799
19嘉峪関第3日03:4003:482955km302/--510/527/545805/841
20柳園第3日06:4606:573252km326/--549/569/588866/904
21ハミ第3日09:4709:593524km344/--579/599/620914/955
22鄯善第3日12:3612:423794km368/--618/641/663979/1022
23トルファン第3日14:1314:193934km375/--630/652/675997/1041
24ウルムチ第3日16:2716:274077km389/--653/675/6991033/1079

時刻表によると約44時間の旅になるはずです。

上海----ウルムチの切符
12号車2号下段です。
硬臥(日本のB寝台というところか)ですから6人部屋です。

 
 
 
8時ごろ切符の改札が始まる(検票)



4号プラットフォームに停車している列車の12号車に向かう


中国の場合三々五々電車に乗るのでなく、検票が始まるまで乗客は待合室で待機しなければならないため、乗車時にどっと人が集まり混雑する。
各客車の1両飛びくらいに車掌がいて乗車時に切符を見せる。
ここまでやるのは田舎もんが多く、汽車の乗り方がわからないやつがいるのか、不正乗車が多いからだろうか?



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2012年10月24日水曜日

3日目(9月18日) 上海→ウルムチ  汽車2日目

2012年9月18日(3日目/18日)
 
始めは軟臥(一等寝台)の切符を申し込んだんだが、硬臥の切符しか取れなかった。硬臥は1部屋左右3段ずつ6つの寝台ベッドがある。
左右はそれぞれ下段、中段、上段で上部ははしごを使い昇る。昼間は下段のベッドがその部屋の乗客のたまり場的になることが多い。部屋の反対側は通路になっておりこの通路にも窓際にイスが各部屋当たり2つあり、その部屋の人などが座れるようになっている。荷物は最下段のベッドの下のスペースに入れておけばいい
 
値段は一番下の段がわずか高いようだ。各車輌は確か11コンパートメントがあるので定員は合計70人弱となる。1号車から5号車までが一般車輌のようだ。つまり普通座席。6号車が食堂車、7号車が軟臥車輌だったように記憶している。
 
軟臥は4人の定員で左右とも上下2段で左右の間隔がやや広い様に感じた。またベッドもクッションがきいているようだ。ベッドの幅も広いかもしれない。部屋にはドアーがありプライバシーもやや確保が可能。荷物の棚なんかもあるようだ。
しかし硬軟どちらもあまり大きな差はないように思えた。
 
列車は20両編成くらい。これが電気機関車なのかディーゼルなのかははっきり確認できなかった。
架線がない部分もあったので、電気だけではないだろう、ハイブリッド?まさか
一方、補給なしでディーゼルだけで48時間連続運行できるのかいな?
 
ところで汽車は窓がかなり汚い、掃除をしていないのだろう。窓は開かないようになっているので、写真を窓越しに撮るのはあまりやりたくない感じ。

 

同室の人は河南省出身でウルムチで電気関係の工場に勤めている、俺と同年輩の親父さんとそのかみさん。そしてウルムチに帰る母親とその娘とその娘の2ヶ月の女の赤ん坊


とにかく中国人は赤が縁起物だ。
この手首には布でできた赤唐辛子がくくりつけてあった


これが河南のかみさん。いい人たちであるが話が続かないのだ。



ウルムチ行き
T52/T53号


西安あたりからか宝鶏あたり黄河支流の渭河(?)を右に見たり左に見たりして列車は進む。
2日目の夕方天水に到着



天水は中華人民共和国甘粛省で最大の地級市。2004年時点の人口340万人
これは省都蘭州よりも多い人口のようだ。

 
 
地図では蘭州あたりで黄河を横切ることになっているが
 
 
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2012年10月23日火曜日

4日目(9月19日) 上海→ウルムチ  汽車3日目

2012年9月19日(4日目/18日間)

朝起きてみるとポプラがまばらに生えていたがやがて土漠地帯になってきた。

 
 
まだ甘粛省らしいが左右一面の土漠地帯の真ん中を走っていく.。
 
車窓から見える地面には中国とは切っても切れないごみが。
寝台車は窓が開かないので、前方の普通車両(窓が開くのであれば)か、この車両以外の普通車輌から投げ落とされたものだろう
 
 
 
柳園手前でざっと見て1000機はあろうかという風力発電機群が土漠地帯に展開していた。
 
約4時間遅れで柳園に到着、ここは敦煌の最寄り駅らしい。西欧の団体が降りた。
 

新疆ウイグル自治区に入りハミに午後1時到着する。なんとほこりっぽい町か。前々から気になっていた窓をハミで停車している間に外から拭いた。多少はきれいになったが、ほこりは完全には取れない。この国では車輌は洗浄しないようだ。汚れっぱなし。








ハミを過ぎてから綿花畑などの畑が多少見かけられ、ポプラも多くなり土漠から変化してきた。
車内は完全に飽き飽きモード


 
 

土漠地帯に高速道路が
 
 
 昼寝から起きたらまた土漠地帯、あと2時間でトルファンだというが。
 
 
退屈なのでトイレ撮影



洗面所
 
 
やはり土漠


給湯器、中国人はカップラーメンに、お茶のお湯にと実によく使う。



退屈、実に退屈
 
ウオークマンで好きな曲を聴いたりするが、それもやがて飽き、どうすればいいのだという状態
車内をうろうろするが見に行くところもない。今回読み物を持っていないのが痛い。


同室の河南省出身の、俺と同年輩の彼もどうしようもない状態


乗車したときは筆談で多少話もしたが、筆談では話も長く続かない。
いつも笑顔で連れの奥さんに大変優しい人なんですが。
 
ピチャンのあたりから石油のくみ上げポンプが大量に車窓に現れる。石油の採掘。
10km位続いただろうか、これも1000基レベルの大規模なものだ。漢族によるウイグルの地での原油の盗掘といっていいのではないか。
 
 
ピジャンの駅、これでピジャンと言うんだそうである。??
このピジャンには後日タクラマカン砂漠を渡った後また来ることになる。
 





 西部大開発と称するインフラ整備が進む


盗掘した原油を沿海部に運ぶ貨車
 
 
 


シベリア鉄道にも乗りたいと思っていたが、多分同じ景色が延々と続くのであろう。
もう、この列車で十分だ。
関口知宏の中国鉄道旅行は取り巻きやらがいて面白おかしく番組は進むが実際はそうは行かない。
ひたすら退屈である。
中国語ができれば同室の人といろんな世間話ができて面白いんだろうが





同室の女性陣
俺のベッドが占領されている


 またまた風車群が出現。とにかく風力発電の規模は日本とは桁違いである。

 
 
北京時間午後7時にトルファンに到着。ここからは2時間弱でウルムチだと言う。2時間位と聞いて着いたも同然と言う気になった。たったの2時間と言うような気持ち。


北京時間午後8時半についにウルムチに到着
48時間の列車の旅 4時間遅れ。

交通機関には
安全に、定時に、快適に、安く、速く
などが求められると思うがその他はともかく中国の列車の場合、定時性と快適性は、まだまだだ。
目的地まで連れて行ってやるというのが精一杯ということだろう。


 ウルムチ駅
夕暮れで、駅前はどうなっているのかわからない。どこからタクシー乗ればいいのかわからないし、車だらけ。

列車到着で計算上一度に1000人以上の客が汽車から降りるわけだから、混雑しないほうがおかしいし、混雑する駅前にいない方がいいと思い、
とりあえず駅から離れバイクタクシーを拾うことに。ところが駅前がすごい車の流れで横断に一苦労、しかもバイクタクシーが見当たらない。
どうも禁止されているようだ。仕方なく10分くらい歩いてタクシーを拾うが1台目は漢字がわからないみたいなことを言われて乗車拒否された。



旅行社で手配してもらった、ホテル金谷大酒店(500元、新華北路)に22時(北京時間)頃Checkinその後、飯屋に。
ビールだ。
 

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